2024/01/04

新年のご挨拶…2024年1月

明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。

昨年1年間を振りかえると、2023年は新型コロナが5類感染症へと移行し、ひさしぶりに教室閉鎖のない1年となりました。教室内も小・中・高・成人とより広い年齢構成となり、異年齢間、また学校・職場をはなれた人間関係のひろがりの場ともなりました。
また2021年に開始した「オンライン自習」、月1回の成人クラス「いろどり」も、2023年も継続することができました。
とくに自宅でZoomにより参加できる「オンライン自習」では、今では小中学生の7割以上が利用され、ご自宅で大人がそばにいなくてもその時間だけは落ち着いて自分で机に向かえる、という方が増えてきています。引きつづき学習リズムの習慣づくりをきっかけとして、帰宅後から就寝までの生活リズム全体を整えるきっかけとなれば嬉しく思います。

・2023年は、小・中・高の頃から継続して通われる高校生、成人の利用者が増えた1年でもありました。
とくに高校生においては、通常級/情緒学級出身の一般高校の生徒の学習支援が増えた年でした。部活やプライベートで多忙な高校生のこと、基本は週1回の通塾の中で、高校学習全体における本人の負担をどのように軽減し、また定期テスト対策のサポートができるかという事について、これまでも行ってきましたが対応数が増え、教室としての蓄積が増えた年でもありました。
 小学生の学習支援については学会・研修会等でも多く取り上げられるようになってきているようにも思いますが、一般的にはまだぼんやりとしたイメージの「中学・高校生への学習支援」についても引き続き、学習支援カラフル熊本のメイン業務の一つとして、現場での実践を重ねていければと思います。

・地域連携の面では、2023年も引きつづき、各学校の先生方、事業所の支援者の方々とのケース会議の場を設けて頂きましたこと、心より感謝申し上げます。
 初年度や2年目は、中学校の学級担任または支援学級担任の先生との情報共有が中心でしたが、近年ではそれらに加え、支援学校の先生方と卒業後のフォローアップ、相談支援事業所、複数の放課後等デイサービスと合同の拡大ケース会議、就労移行支援事業所との当該利用者についての情報共有など、色々なケースが増えてきています。
 また病院やNPO法人からお問い合わせを頂き教室のご見学にお越し頂くケースや、中学校の支援級の先生に足をお運び頂けることも増えてきました。引きつづき地域に開かれた教室として、発達特性をふまえた学習支援や進路えらびについて、ご一緒に相談できる場となればと思います。

2024年も引きつづき、保護者の方をはじめ地域の皆さま、関係各所と連携しながら、学習その他の活動を通じてお子さんのいい所を伸ばし、保護者の方がほっと過ごせるきっかけとなれるよう尽力して参ります。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年1月
学習支援カラフル熊本